たるみとは?

たるみは、加齢により皮膚や皮下組織の弾力が低下し、重力に逆らえなくなることで生じる肌の下垂です。コラーゲンやエラスチンの減少、脂肪の移動、筋肉の衰えなどが複合的に作用して起こります。
単なるしわとは異なり、皮膚全体が下方向に移動することで、顔の輪郭がぼやけ、老けた印象を与えます。たるみの種類によって適切なケア方法が異なるので、まずはたるみのタイプを的確に把握することが大切です。
こんなお悩みありませんか?
- フェイスラインがぼやけてきた
- 頬の位置が下がった
- まぶたが重く感じる
- 口角が下がって見える
- 二重顎が気になる
- 首のたるみやしわが増えた
- 実年齢より老けて見られる など
たるみの種類と特徴
皮膚のたるみ
皮膚の弾力低下により、皮膚そのものが伸びて垂れ下がった状態です。頬や目の下、首などに現れやすく、細かいちりめんじわを伴うことがあります。
脂肪のたるみ
顔の脂肪を支える靭帯が緩み、脂肪が下垂することで生じます。頬の脂肪が落ちてブルドッグラインを形成したり、目の下の脂肪が突出して袋状になったりします。
筋肉のたるみ
表情筋の衰えにより、皮膚や脂肪を支える力が弱まって生じます。特に口元や頬の筋肉の衰えは、顔全体の印象を大きく左右します。
SMAS(筋膜)のたるみ
皮膚の深層にある筋膜が緩むことで、顔全体が下垂します。根本的な改善には、この層へのアプローチが必要となります。
たるみが生じる原因
加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少が主な原因ですが、紫外線による光老化、急激な体重変化、喫煙による血行不良、睡眠不足やストレス、誤ったスキンケアなども影響します。
また、スマートフォンの使用による下向き姿勢の増加や、表情筋を使わない生活習慣も、たるみを加速させる現代特有の要因となっています。
たるみによる見た目の変化
たるみは顔全体の印象を大きく変えます。フェイスラインがぼやけて顔が大きく見える、目が小さく見える、口角が下がって不機嫌な印象になる、二重顎ができる、首にしわが増えるなどの変化が起こります。これにより、実年齢より老けて見られることが多くなり、写真写りも悪くなります。メイクでカバーすることも難しく、根本的な改善には専門的なアプローチが必要です。
当院のたるみ治療
メソポレーション(メソナJ)
電気パルスで美容成分を真皮層まで浸透させ、コラーゲン生成を促進します。肌の弾力を内側から改善できるので、軽度のたるみや予防に効果的です。
YAGシャワー
低出力レーザーで真皮層を刺激し、コラーゲンを増生させます。肌全体の引き締め効果があり、継続することでたるみの進行を抑制できます。
HIFU(ハイフ)
高密度超音波でSMAS層を加熱収縮させ、強力なリフトアップを実現します。メスを使わずに深層からたるみを改善でき、施術による肌への負担も抑えられます。
糸リフト(アンカーリフト・ショートスレッド)
特殊な糸で皮下組織を物理的に引き上げます。即効性があり、糸の刺激によるコラーゲン生成で長期的な改善も期待できる人気の施術です。
眉下切開(眉下リフト)
眉下の余分な皮膚を切除し、上まぶたのたるみを改善する手術です。目元の印象を若返らせ、視界も広くなる根本的な治療法です。
肌トラブル別のプローチ
軽度のたるみには、メソナJやYAGシャワーで肌質改善から始めると良いでしょう。中等度のたるみには、HIFUや糸リフトによる筋膜や皮下組織からのアプローチが効果的です。
重度のたるみや、まぶたの皮膚が視界を妨げるような場合は、眉下切開などの外科的治療も検討します。複数の治療を組み合わせることで、より自然で効果的な改善が可能です。
日常生活での予防と対策
たるみの進行を遅らせるためには、日常的なケアも重要です。紫外線対策の徹底、表情筋エクササイズ、十分な睡眠と栄養バランスの良い食事、適度な運動による血行促進、正しいスキンケアなどを心がけましょう。
大阪市旭区・守口市のよこいクリニックでは、形成外科専門医がたるみの状態を総合的に診断し、効果的な治療法をご提案します。たるみのない若々しいフェイスラインを取り戻し、自信に満ちた毎日を送りましょう。